bunty's blog

ググったこととか勉強したことのメモ

「この1冊ですべてわかる 新版 コーチングの基本」を読んだ

漫画でわかるシリーズのの次にもう少しボリューミーな内容を読んでみたくて読んでみました。

まさに教科書的な本だなと思える本で、一通りのことが書いてある印象です。

PBP の 3 つの視点

クライアントの状態を把握するためコーチは3つの視点を持っています。それは、 ・Possession:(ポゼッション:身につけるもの) ・Behavior:(ビヘイビア:行動) ・Presence:(プレゼンス:考え方、信念) という視点です。これを「PBP の視点」と呼びます。

コーチの視点としてこの 3 つの視点が紹介されていました。 やみくもに質問を投げたり、気になることを聞いていくだけでなく、このような視点をあらかじめ理解しておくとわかりやすいです。 特にコーチングをやっているわけではないのですが、自分で振り返りやメモ書きをする際にまずはこれに沿って問いを投げてみようと思います。

以前コーチングの勉強会に参加した際に、「事実」「解釈」「感情」それぞれにフォーカスして質問をするという方法もありました。 PBP の視点と組み合わせることができそうで、これだけで質問のレパートリーが増えそうです。

目標設定の難しさ

自分もうまく目標設定することが得意ではないが、やはりすごく重要なのだなと思いました。 hope to / have to / want to の話が出てきて、want to の目標を見つけることがすごく難しいです。 どうしても目の前の仕事に引っ張られて have to になりがちだし、hope to もたまにあるかな。

また、今までは目的と目標を混同していたなと思った。ちょうど前にコーチングを受けた際にここら辺の話をして、理解が深まったことではあります。 自分の中でも目的がある一方で、それを実現するための目標の部分が少しぶれている気がしています。

目標の達成

目標を決める際や何かとアクションを起こす際に、クライアント本人に決めてもらうからこそ、その後の行動が変わるのだなと思いました。 これは漫画でわかるシリーズを読んだときにも、要望に対して「はい」「いいえ」「逆提案」の中から選んでもらうという方法があって、提案をした内容をやるのかどうかも自分で決めてもらっていました。 これがただ答えを教えてくれるだけだと、コーチに依存してしまいます。 普段の仕事の中で提案をする際にも使えますし、自分が提案された際にも使えそうです。自分で決めた意識を持ってコミュニケーションを取ることもできるなと。

成功の秘訣の言語化

再現できるように成功の秘訣を言語化してもらうってのがあって、これは日々の振り返りに応用できそうです。 KPT で振り返りを行う際にただよかったことを記載するのではなく、なぜそれが良い結果になったのかを言語化して書いておくと再現性が出てくるのではないかと思います。

おわりに

コーチングのセッション以外にも普段のコミュニケーションで使える内容も多く、日々のちょっとした積み重ねでできるようになっていきたいです。 承認についても記載があったが、ここはまた別の本でさらに深掘りしてみます。