bunty's blog

ググったこととか勉強したことのメモ

「SCRUMMASTER THE BOOK」を読んだ

最近 SCRUMMASTER THE BOOK を読んだのでメモ。前に 1 つスクラムの本を読んだけど、スクラムマスターとしてやっていくなら何が必要なんだろうと思ってこの本を選びました。

読んでみて思ったこと

読んでいてコーチングのスキルが色々なところで使えそうだと特に感じました。 本の中でもコーチングの話が出てきましたが、主にどう質問をするのか?という文脈でティーチングではなくコーチングなんだよといったニュアンスなのかなと。

ただコーチングの勉強をしていると、傾聴はもちろんのこと、スクラムマスターが持つべきマインドも学べると思います。 特に感じたのは、スクラムマスターの目的の一つとして挙げられていたここらへん。

組織全体に目を配り、みんながよりうまく働けるようにすること

自分が直接何かをやるのではなく、他者の意識や行動が変化できるように対話をしていくというのはまさにコーチとしてのあり方だなと思います。スクラムをやるチームのリーダーでありコーチであるのがスクラムマスターなんだなという勝手な解釈を持ちました。

「誰もが正しい、ただし部分的には」

傾聴や共感などが必要だと言われる背景にはここら辺があるんだろうなと思いつつ、調べてみるとシステムコーチングの話が出てきたので、次はシステムコーチングについても何か本を読んでみたいですね。

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どんなところができてないのか?

守破離ができてないと思いました。ちゃんと本を読んでもとはいえここはできないよなと勝手に変えてしまっている部分が結構あり、特に守の部分は相当意識しないと楽な方に流れていってしまうよなと反省。

あとはスクラムマスターを単体で置くというのはどれくらいの規模のチームを想定しているんだろうか? まだかなり小さいチームなので、スクラムマスターを単体で置くほどの余裕もなく、ここに関しては兼任するしかないよなという気持ちがあります。

すぐに取り入れられそうなこと

  • パワフルクエスチョン 質問の例としてパワフルクエスチョンが挙げられていましたが、振り返りの際にとても使えそうだなと感じました。この例以外にもコーチングのスキルはもっと取り入れられそうです。

  • デモを定期的に見せる これもある程度できたら見せるということはしてたけど、スプリント単位で見せるというわけではなかったです。 定期的に見せた方が分かりやすいし、共有回数が多くなって期待値のずれが少なくなりそう。

まとめ

とても読みやすい本でわかりやすかったのと、もともと勉強していたコーチングのスキルがいかせそうとわかりモチベーションも上がりました。ちょっと物足りなさを感じたこととしては、結局専任のスクラムマスターが必要だということに腹落ちがしてなくて、著者とチーム規模などの前提が何か違うんだろうなと思ってます。スクラムガイドもちゃんと読もう。 https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf