「新 コーチングが人を活かす」を読んだ
コーチング関連の本もこれでいくつめだろうか。結構読み進めてきたので、既にある知識と一致する部分なども出てきて、比較的すぐに読み進めることができた。
一番印象的だったのは、コーチングに対する考え方の部分。
コーチングを〝引き出すこと〟ととらえると、どうしても、引き出す側と引き出される側に二分化されるイメージがある。引き出す側は質問のエキスパートであり、引き出される側はまな板の上の鯉。そこではコラボレーションという雰囲気が消え去ってしまいます。
問いは "上から下に向かって投げつけるもの" ではなく "2人の間に置いて、一緒に共有すべきもの"。
「なんでしょうね、なんでしょうね」とコーチの側もあくなき興味と関心を持って、その問いの中に入っていく。
スキルや知識が身につくと、それをうまく使いたいと思うようになってしまいがちだが、このスタンスがもっとも重要に思える。 どうしたら相手に気づきを与える質問ができるのだろうか?などと考えてしまうこともあるが、そうではなくあくまで問いは共有をして一緒にそれに向き合うということが大事。
読んでいて最初に感じたのはエンジニアのコードレビューととかペアプロとかにも似ているなと思った。 レビューする側が一方的に評価をするというよりも、どうすれば良いコードになるのか、問題をより良い解決策で解けるのかを一緒に考えていくという方が良いと思っている。
あと、早速取り入れたのが究極の質問。これは普段自分が仕事をする上でもすごく使えるなと思った。明日世界が終わるとしたら今日何をやるかとかもし 100 億円持ってたら何をしたいか見たいなやつ。 何か計画を立てたときにこの質問をするようにしてみた。
これ以外にも色々と良いものが書かれていたので、個別 Notion にまとめておいたので、今後はそちらを確認しよう。