bunty's blog

ググったこととか勉強したことのメモ

「コーチングのプロが教える「ほめる」技術」を読んだ

Twitter だか何かの記事でこばかなさんが紹介していたので読んでみた。 特に自分は人を褒めるさいのレパートリーが少ない気がしていて、もっと状況やその人に合わせた誉め方ができるようになりたいと思っている。

読んでどうだったか?

まず今まではコーチングの中では褒めることはよくないと考えていた。ただ、褒めることもアクノレッジメントの1つであると記載されていて、自分の認識に違いがあるのだと思った。 読んでみて、実際にすぐにできそうなことがいくつも思いついたのでそこも含めてメモをしておこう。

ほめることはアクノレッジメントに含まれますが、それが全体ではありません。相手の存在を認める行為、言葉の全てがアクノレッジメントです

I と YOU のスタンス

コーチングの基本を読んだときは、ここに WE も入っていたが、言葉で承認を伝えるときのスタンスとして、この 2 つがある。 今まではほめるというとどうしても YOU のスタンスを無意識に想像してしまっていた。あなたは〇〇ですねとかあなたの〇〇は素晴らしいですねといった内容。

これは結構自分としては難しく感じていたが、ここに I のスタンスが入ってくるとかなりできることが広がる。 あなたのコードレビューは素晴らしいですとは伝えにくいが、あなたのコードレビューのおかげでスキルがすごく上がりましたみたいな伝え方だとやりやすい。 WE のスタンスも同様で、先程の例で言うと自分だけではなくチーム全体がとかにすればそのまま使えると思う。

少し感謝に近いかもしれないが、この I のスタンスは比較的自分にとってはやりやすいので使っていこう。

基本的な知識の重要さ

当たり前だけど、やっぱり知識を持っておくということは大事だと思う。 無闇やたらに褒める練習をしようと思っても難しいけど、褒めるという行為を先程の3つに分解して考えると、やりやすくなる。普段自分がどれをよくやっているのかもわかるし、どれが苦手なのかもわかる。 自分が知識がなくてできないことに対しては、勝手にそれにはセンスが必要だと思ってしまうことがあるが、何事もベースの知識のようなものはあって、それを知っているかどうかで大きな差ができると思ってる。

どんなことを承認、褒めることができるだろうか?

ちょうど入社前のサポートでありがたいなと思ったことがあって、それとかはこういうふうに感じたとそのまま伝えれば良いのだと思った。 普段意識しないと良いと思っても何も言わないということが多いので、素直に思ったことを言うというのが結構大事だな。 これもあなたのサポートのおかげで私はこう感じましたよというポジティブなことをそのまま伝えれば良いのだと思う。

また、名前を呼ぶというのは簡単ですぐに実践ができる。話すときもそうだし質問するときもそう。 特に1対1で話をしているときは言わなくても相手に質問してるのがわかるので、結構名前を省略してしまいがち。 それでも〇〇さんはどう思いますか?などと名前をちゃんと読んで話をするのが良いと思った。

意見を求める、相手に任せるといったことも承認になると記載があったがこれももちろん使える。 ただ具体的にどんな行動かを覚えていくよりも、本当に信頼をしている人に対して自分はどんなことを行うのだろうか?というのを自分で考えることが大事な気がする。 そこに納得感がなければ行動だけを真似してもどこかでボロが出るだけが出てしまう。まかせても途中で口出ししてしまったりするなど。

何が重要なのだろうか?

読んでいて思ったので、「マンガでやさしくわかるコーチング」でも出てきた「相手に対する好奇心」なのではないかと思った。 ほめたり承認をしたりする場合に、相手の変化に気がついてそこについて声をかけるということができる。 話をするなかで「〇〇が〇〇のように変わった」や仮に結果が悪くても、ここはよかったという話は相手のことをよく観察していないとわからない。

相手がどんなところを意識しているのかを考えて、試行錯誤しつつコミュニケーションをとっていく必要がある。

相手が心の底で、他人から聞きたいと思っている言葉を伝えて初めて、「ほめる」という行為は完結すると。


今日のおしゃれの中でこの女性が一番他人から気付かれたい工夫ってなんだろうかと?もしおニューがあるとすればそれはどこか?それを普通の声で伝える。

おわりに

どうしても褒めるというと YOU のスタンスしか思いつかず苦手意識があった。 ちょっとした違いに対して声をかけたり、相手の行動に対して自分がどう感じたのかを伝えるということでうまく承認ができることもあり、自分にもうまくできそうなことが見つかった。 4 つのタイプに関する記載があったが、これはまた別の本で詳しく読んでみる。